2010年08月26日

人のつながり②

 以前からお預かりしていたテナント用地に事業用定期借地権方式による飲食店出店の契約が本日行われました。

 なんと借主さんは、私が18年前に雇って頂いていた会社のオーナーさんと息子さん。私はオーナーに対して、中途退職をした事に「申し訳なかったなあ・・・」という気持ちが先行しており、これまで季節の葉書を出させていたく位で、自分から個人的に、もちろん仕事的にも積極的なご連絡は差し上げていない状況でした。

 それが先日、オーナーさんよりふとしたことで不動産の問い合わせを頂いた事から話が流れ始め、今回の物件のご紹介、ご契約とトントン拍子に話がまとまっていきました。流れた年月の分、頑張ってきた自分の姿を見て頂きたいとの思いも重なり、何ともいえない充実感があるような気がしています。

 そしてもう一方の地主さん、この方も長い縁でお世話になっている方です。自分の父が個人事業主で商売をやっており、私が小学生時代からお世話になっている方です。今回のテナント客付けの依頼があった際に、「○○さんの息子さんだね・・・」という会話から始まったものです。

 契約当日は地主さんの奥様の一言から始まりました。「体調をこわしてしばらく入院をしており、ようやく退院、丁度今日からが私の第二の人生の始まりです。同じ高校の同窓生(偶然にも)である借主のオーナーさんに本日お会いする事を心から楽しみにしていました。」というお言葉があり、それを支える地主さんの息子さんがいて、これからお店を切り盛りしていくオーナーさんの息子さん、そして細やかな気遣いに溢れる建設業者さんと、皆さんそれぞれが相手を思いやる、温かい雰囲気の中での契約となりました。

 十数年前の自分の点と、地主さんとの関係の点がつながり、今回一本の線となりました。人様のおかげで自分が生かされているんだという気持ちと感謝をしながら、地域一番繁盛店を力を合わせて作り上げていきたいと思います。



Posted by 竹村 謙一 at 21:29│Comments(0)仕事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
人のつながり②
    コメント(0)