2022年10月21日
街づくり、地域リノベーションの視察
秋晴れの空の下、浜松商工会議所 不動産部会主催の視察会に参加してきました。
まずは静岡市駿河区の「用宗エリア」の開発から。
当時はマグロ漁船が出入りする活気あふれる港町として栄えていましたが、船舶の大型化に伴いシラス漁の漁港となり、寂しい風景が広がっていたとの事。静岡の不動産業者さんが主導のもと、2016年より地域大手の新聞社、鉄道会社等7社で新会社を設立、開発に取り組んでいます。
上の写真、かつてのマグロの加工場をリノベーションされています。1000㍍の地下から汲むあがる温泉施設です。流行のサウナも充実です。建物の裏側ではクラフトビールの製造も行われていました。
バブル期に栄えた横町をリニューアル。魅力のあるテナントさんが11店舗入り活況です。入居希望のテナントさんが後を絶たないとの事です。
こちらは築50年以上の古民家を再生し、一棟貸しの宿泊施設が8棟。静岡を通過する街ではなく、滞在する観光地へと、地域資源をいかした取り組みです。
そしてバスは走り、「食とアートが共存するまち」静岡市葵区の「人宿町エリア」へ
住宅、店舗、医院の設計施工、不動産事業を営む建設会社さんが主導で行われる街づくりです。「人が宿り、日本で一番人情が深いまち」をめざし、日々進化しています。統一感のあるデザインの街並みと、魅力あるお店、魅力ある人ばかりです。
改修した古民家の中には、八百屋さん、酒屋さん、惣菜やさんなど、昭和の世界感。ついつい立ち寄りたくなる雰囲気でお客様をお迎えしていました。
不動産仲介業者の立場としては、安定感のある全国展開をしているナショナルチェーンを選択しがちですが、地域にねざした個性豊かな地元のお店を集め、新しい街の文化がつくられていました。人と人のコミュニケーションを大切に、話合い、助け合い、住まう人、働く人、皆さんがウインウインの関係が構築されています。
今回の視察先、双方に共通する事として、「常識、固定観念にとらわれない発想」で、まずは自分たちでやってみる。それぞれのエリアに人を呼び込むには、地域の歴史と文化を大切に守りながら、古き良き物に新しい価値観を創造していくという、開発者の想いが詰まったまちがそこにありました。まちづくりは誰かがやってくれるものではなく、行政に頼るばかりでなく、自分たちで作り上げていくものと、深く感銘を受けた視察会となりました。
受け入れていただいた静岡の皆さん、企画していただいた商工会議所の皆さんに感謝をしながら、これからの業務に活かしていきたいと思います。
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Posted by 竹村 謙一 at 17:33│Comments(0)
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